事例詳細
Case 82
client :自治体 様
不法投棄は、地域の美観を損なうだけでなく、深刻な環境汚染や健康被害を引き起こす深刻な社会問題です。特に、人目の届きにくい場所での投棄は発見が遅れ、撤去に多大なコストがかかるという課題を自治体や管理団体は抱えています。
発見の遅れと記録の不備:
投棄現場は広範囲に点在しているため、発見が遅れがち。発見しても、記録は紙の地図やメモに頼ることが多く、正確な場所や状況を迅速に共有することが困難。
情報共有の非効率性:
発見者が電話や口頭で報告するため、担当部署への情報伝達に時間がかかり、撤去の手配が遅れてしまう。また、投棄物の種類に応じた関係部署(環境課、警察など)への連携もスムーズにいかない。
データ活用の限界:
過去の不法投棄の記録が紙やExcelファイルに分散しており、どの場所で、どのようなゴミが、どれくらいの頻度で投棄されているかといった傾向を分析し、予防策に活かすことが難しい状況。
この課題に対し、現場情報投稿システム「REPORT&SHARE」を導入いただきました。
「REPORT&SHARE」は、スマートフォンから写真、動画、テキスト情報を位置情報と共に投稿し、それらをデジタルマップ上で集約・可視化できるシステムです。不法投棄対策においては、以下の機能を活用いただきました。
現場からの即時投稿機能:
巡回中の担当者が、不法投棄を発見したその場で写真や動画を撮影し、位置情報付きで即座にシステムに投稿。
LINE連携による住民報告機能:
地域の住民が不法投棄を発見した場合、LINEから手軽に情報(写真、位置情報など)を投稿できる仕組みを導入。これにより、監視の目が飛躍的に増え、早期発見につながりました。
デジタルマップ上での一元管理:
投稿された全ての不法投棄情報が、地図上にピンで表示され、関係者全員でリアルタイムに状況を共有。
チェックリスト・フォーム機能:
投棄物の種類や量を事前に設定したフォームに入力することで、記録の標準化と正確性を担保。
報告書作成の自動化:
蓄積されたデータから、報告書や報告書や集計結果を自動で出力する機能。
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