ロゴ

cases

cases

事例詳細

Case 80

富山地方鉄道にて「列車接近検知アプリ トレりん」の試験活用を開始

client :富山地方鉄道株式会社 様

Problem
課題

これまで、鉄道の保線作業現場では、重機の音や列車の通過音などによる大きな騒音下での作業が常態化しており、視覚や聴覚だけに頼った列車接近の認知には限界があるという安全上の大きな課題を抱えていました。
作業員が列車の接近に気づきにくい状況は、常に事故のリスクと隣り合わせであり、より確実な安全対策が求められていました。

悩む男性のイラスト

offer
提供

「列車接近検知アプリ トレりん」は、列車の接近を作業員のスマートフォンや専用スマートウォッチにリアルタイムで通知するアプリとして、その解決策を提供します。
富山地方鉄道様は、作業員の安心・安全を最優先に考え、今回の「トレりん」の試験活用に至りました。

result
結果

  • 現場からの高い評価:スマートウォッチの「体感通知」
    「トレりん」と連携するスマートウォッチは、強力な振動によって列車の接近を作業員の体に直接伝えることができます。
    この「体感としての気づき」は、音が聞こえにくい、あるいは見通しが悪い場所でも、作業員を補助する強力なツールとなり、まさしく騒音下における安全確保の切り札となります。
    実際に試験活用を行っている保線作業員からは、「騒音の中でも確実に列車の接近が分かり、安心して作業ができる」「視界の悪い場所やカーブの多い区間でも、スマートウォッチの振動で列車の接近が分かるので、これまで以上に安心して作業できる」と高い評価を得ています。
    これにより、作業員は危険を瞬時に察知し、安心して作業に集中できる環境が実現され、ヒューマンエラーのリスクを大幅に軽減できると期待されています。

    山間部での実証と地方交通の安全性向上
    富山地方鉄道の路線には、地形の起伏が豊かな山間部も含まれますが、今回の試験活用では、これらの地域における電波状況や衛星測位システム(GPS)の精度を検証することも重要な目的の一つです。
    「トレりん」はGPSを活用することで、山間部でも高い精度で作業員の位置情報を取得し、安定した列車接近通知を実現することを目指します。これにより、これまで技術的な課題があった場所でも、作業員が安心して作業に従事できる環境を整備し、より広範囲での安全確保が可能となります。

    既存の運行システムに影響を与えない簡単導入
    「トレりん」は、アプリをインストールするだけで導入が可能なシンプルなシステムであり、既存の運行システムに影響を与えることなく、安全性の向上と運用コストの最適化を図ることが実証されています。



    リアルグローブは、富山地方鉄道での「トレりん」試験活用を通じて、鉄道作業現場の安全確保に貢献し、地域住民の皆様の重要な交通手段である「地方の足」が、これからも安心・安全に、そして安定的に提供されるよう、今後も技術開発と普及に努めてまいります。

    【下記のページよりお問合せ下さい】
    「列車接近検知アプリ トレりん」
    URL:https://torerin.realglobe.jp/
虫眼鏡でなにかを見る人

お問い合わせ

Contact

お問い合せについては、通常3営業日以内にご連絡いたします。ご不明な点などございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。

必須項目