事例詳細
Case 76
client :街路樹がある道路管理者 様
街路樹の数は膨大(数千本〜数十万本)で、整備や管理には多大な費用と労力がかかります。
通常巡回、定期巡回、作業時確認、簡易診断など点検の内容によって、自治体職員、委託業者、樹木医など、管理する組織が異なり、それぞれのやり方でおこなっており、現状では確立された情報提供システムがなく、効率的な管理や維持が難しい状況です。
街路樹を一元管理できる台帳として、良いシステムは無いものだろうか。
《街路樹》
美しい景観を創出し、緑陰を提供するだけでなく、埃や排気ガス、強風の防止や災害時の熱や延焼から街を守るなど、多くの重要な役割を果たしています。また、ヒートアイランド現象の緩和にも貢献しており、都市の環境改善に不可欠な存在です。
また、車道と歩道の間は道路区域にあたり、街路樹は道路の一部であるため、道路管理者の土地になります。 街路樹は道路施設のひとつとして、その道路管理者が管理します。
現場情報投稿システム「REPORT&SHARE(レポート アンド シェア)」をご案内させていただきました。
街路樹の台帳管理における課題を解決するためには、スマートフォンやタブレットを用いて、街路樹の位置情報や状態をリアルタイムで登録・共有できる「REPORT&SHARE」が有効です。現場の点検方法に合わせて設定をすることで、管理コストの削減や情報の正確性向上が期待できます。
また、住民参加型の情報収集や意見交換の仕組みを取り入れることで、地域住民との連携も強化され、より効果的な街路樹管理が実現できます。
《街路樹の基本登録の一例》
・路線名(国道〇号線、環状〇号線、など)
・樹木番号
・樹種名(イチョウ、桜、カエデ、など)
・場所(距離票、地区名)
《街路樹のチェックポイントの一例》
・樹高(根元から梢端までの凡その高さ)
・枝張り(徒長枝を除外し、サイズを記入)
・樹勢(枝の伸長量、梢端の枯損、枝の枯損、葉の密度、葉の大きさ、葉色など)
・被害・異常箇所の記録(被害・異常箇所、枝と幹、根元・根に分けて記録)
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