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事例詳細

Case 74

大船渡山林火災:緊急消防援助隊が「Hec-Eye」で現地情報を迅速に後援部隊へ伝達

client :神奈川県大和市消防本部 様

Problem
課題

近年、能登半島地震や大船渡山林火災など、大規模な災害が多発しています。
緊急消防援助隊の任務において、被災地支援活動を継続するために隊員の交代があり、交代する後続の部隊に焼損範囲などを含む現地情報を正確に伝える手段が求められています。
また、初めて訪れる被災地で隊員がスムーズに活動できるよう、必要な情報を共有することも重要です。

悩む男性のイラスト

offer
提供

大和市消防本部では、令和4年4月に遠隔情報共有システム「Hec-Eye(ヘックアイ)」を導入いただいております。

大船渡山林火災の焼損範囲が一目で表示できるよう、公開されている情報を「Hec-Eye」のデジタル地図の背景に設定いたしました。
(任務終了後、登録データを残し、焼損範囲を示した背景は削除可能です。)

result
結果

  • 「Hec-Eye」導入以前、交代する部隊に現地情報(消炎の範囲など)を正確に伝える手段
    ・白地図にメモを添付したものを引継ぎ
     ⇒ 状況を文字で伝えるには限界があり、わかりにくい場合もある
    ・パソコン等で写真を共有
     ⇒ 保存されている写真の場所を確認する手間がかかる

    「Hec-Eye」のデジタル地図で全ての情報がわかる
    〇現場写真や映像の位置は、デジタル地図にピンで正確に登録される
     ⇒ 撮影した現場で投稿するため、写真の保存先を間違えない
     ⇒ 登録されている現場の情報と画像を同時に確認できる
    〇誰が、どのデバイスを使用したかなども確認できる
     ⇒ ドローンやスマートフォンなどを使用し、複数の場所から同時中継ができる
     ⇒ 表示されている映像が、どのデバイスからの映像なのか一目でわかる
    〇交代する隊員は「HecーEye」にアクセスすることで、現地到着前でも現状を把握できる

    「Hec-Eye」はドローンやスマートフォンなどのデバイスを使用して取得した情報を地図上に集約します。「Hec-Eye」によって撮影された映像には、位置情報や移動経路が含まれて配信されます。どのデバイスを使用して、誰が、どのくらいの情報を配信したかなど、全ての情報が保存されます。

    「HecーEey」からの映像とあわせ、現場の消防隊員は、他の部隊や指揮本部とリアルタイムに火災の進行状況や危険区域の特定を共有することで、迅速な意思決定を行うことが可能になります。

    「Hec-Eye」は、現場の情報を効率的に集約することにより、様々な情報をデジタル地図上で共有できます。緊急消防援助隊の場合、見知らぬ土地での活動が中心になりますので、状況把握や情報共有が特に重要です。 がけ崩れや道路の陥没による通行止めなど危険区域の特定においてもリアルタイムで共有できるため、刻々と変化する災害現場において、効率的に行動できます。

    《臨時で設置された重要な施設も地図上にピンで表示することが可能》
    現地消防本部や救護施設、避難場所、トイレなど

    これにより、現場の消防隊員は必要な場所を容易に特定することができ、慣れない土地でもスムーズに行動することが可能になりました。



    ◆緊急消防援助隊とは
    日本における消防活動の一環として、災害時に迅速に対応するために編成された部隊です。主に大規模な災害や火災、事故などの緊急事態において、消防士や救助隊が協力して活動します。主な活動は、地震、台風、大規模火災などの自然災害や人為的な事故に対しての災害対応、地元の消防団や自治体と連携し、被災地での救助活動や避難所の設置などの地域支援など、災害時における迅速かつ効果的な対応を目的とした重要な組織です。

    《大和市消防本部》
    https://www.city.yamato.lg.jp/gyosei/soshik/55/yamatoshishoubouhonnbu_shoukai/index.html

    《大和市消防署》
    https://www.city.yamato.lg.jp/gyosei/soshik/51/index.html

    「HecーEye」の詳細はこちら
       ↓
    https://hec-eye.realglobe.jp/
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