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事例詳細

Case 70

急がれる下水道管施設の点検
年々増加している法定耐用年数(40 年)を超える管路の点検業務の効率化に
「現場情報投稿システム REPORT&SHARE」

client :地方自治体・下水道管理者 様

Problem
課題

1960 年〜1970 年頃にかけて整備された水道施設が老朽化を迎えており、漏水・破損事故の発生、下水道管が原因による道路の陥没が起こっています。また、ウオーターPPP(※)を効率的に進めるためにも、水道施設のデータ化が急務です。
現場における膨大な点検業務を、効率化する方法はないだろうか?

※PPP:「Public Private Partnership」の略称
行政(Public)と民間(Private)が連携(Partnership)して事業を進める方式


日本では、1960 年〜1970 年頃にかけて整備された水道施設が老朽化を迎えており、最近では年間 2 万件を超える漏水・破損事故が発生しています。特に、法定耐用年数(40 年)を超えている水道管の割合は 17.6%で、今後、さらに増加することが必至の状況です。
(出典:平成 30 年度水道統計)

悩む男性のイラスト

offer
提供

現場情報投稿システム「REPORT&SHARE(レポート アンド シェア)」をご案内させていただきました。
下水道管の点検方法は、自治体や下水道を管理する組織によって様々です。
点検作業の内容をヒアリングの上、現場の点検作業に則した仕様を設定しております。



    【出典】国土交通省・管路施設編

下水道管が原因の道路陥没の過去の例では、名古屋市で2012年1月、市内の繁華街・栄の歩道が縦横およそ3メートル、深さ2メートルにわたって陥没したほか、2016年11月には千種区大久手町の道路が縦横2メートルにわたって陥没し、付近が一時通行止めになりました。

国交省ホームページ(2022年度)によると、道路の陥没発生件数は1万548件あり、そのうち、下水道管などを起因としたものは約2600件とされています。

result
結果

  • 「REPORT&SHARE」を導入することによって、地図上で点検した水道施設の異常個所がピンの色で一目でわかり、情報はリアルタイムで共有が可能です。

    管理区域ごとに事前登録をすることで、現場作業をスムーズに行うことができ、異常を確認した場合には、都度、座標でピンポイントに情報を登録することができます。

    点検時、紙ベースの地図、チェックシート、デジカメ、専門機材を持参していましたが、専門機材以外はスマホやタブレットで対応可能になったため、荷物が大幅に削減され、点検に使う時間も効率化されました。さらに、暗い下水道内では作業員の安全にも繫がります。

    ・紙ベースの地図 ⇒ 「REPORT&SHARE」内のデジタル地図
    ・チェックシート ⇒ チェック項目を事前に登録。プルダウンで選択可能
    ・デジカメ ⇒ スマホやタブレットで撮影可能。その場で画像をデータ上に投稿可能
    ・手書きのメモ ⇒ テキストで入力可能

    ※「REPORT&SHARE」イメージ画像

    調査してすぐに写真をアップロードできるため、画像を取り違えるリスクが軽減し、管理・保存の手間が大幅に削減されました。

    使い方も非常に簡単で、スマホ操作ができればすぐに使い方を覚えられます。



    他に、以下のような作業効率化の報告をいただいております。

    ・現場から戻っての入力作業の必要がほとんど無いため、残業の大幅削減
    ・現地情報と写真が一緒に登録されているため、わかりやすい
    ・検索機能があるため、必要な条件で検索可能
    ・前回点検した情報との比較が簡単にできる(例:腐食具合など)
    ・登録された情報はCSVで取り出せるため、提出書類の作成も簡単
    ・一件に使う時間が短縮されたため、現地調査の回数が増やせる
     (情報の更新頻度が上がった)

    「REPORT&SHARE」の詳細はこちら
      ↓
    https://report-and-share.realglobe.jp/
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