事例詳細
Case 109
client :自治体 様
《広い管内と人手不足、目印のない現場。アナログな巡回・通報対応が招く二重の負担》
〇中山間部特有の「住所が特定できない問題」による現場巡回の空振り
住民から「カーブミラーの向きが変わっている」「樹木が道路にはみ出して見通しが悪い」といった電話通報を受けても、中山間部では周囲に目印となる建物が少なく、正確な場所の特定が極めて困難でした。言葉だけの聞き取りに頼らざるを得ず、職員が現地へ確認に向かっても「通報された場所が見つからない」という空振り(無駄足)が頻発し、限られた時間と燃料費を浪費していました。
〇広大なパトロールエリアと写真整理・報告書作成の手間
携帯電話の電波すら不安定な山間部を網の目のように走る道路やガードレールを広範囲に巡回するため、パトロールの手間は絶大です。従来は紙の地図とデジカメを持ち歩き、手書きで記録していましたが、帰社後に「どの写真がどの場所か」を照合・紐付ける作業に膨大な時間を費やしていました。事務作業に追われ、本来もっと頻繁に行いたい定期巡回のスケジュールが圧迫される悪循環に陥っていました。
〇危険の深刻度が判別できず、二次災害や修繕・伐採の対応遅れが発生
電話による聞き取りだけでは「どれくらい大きく樹木がはみ出しているか」「ガードレールの破損が即事故につながるレベルか」といった緊急性の判断が困難でした。そのため対応の優先順位がつけづらく、造園業者や施工業者への指示出しも遅れがちに。その結果、豪雨や強風時に「はみ出し樹木が倒れて道路を寸断(集落の孤立)」したり、「カーブミラーが見えず交通事故が発生」したりする二次災害のリスクが常に隣り合わせでした。
「REPORT&SHARE」によるGPS位置情報・現場写真・デジタル地図の一気通貫管理
スマホのGPS機能で「目印のない中山間部」でも位置と現場状況を確実に登録
住民からの電話通報を受けた職員や巡回中のパトロール員は、スマートフォンから専用URLにアクセスするだけ(アプリのインストール不要)で「REPORT&SHARE」を起動。周囲に目印や住所がない山間部の道路でも、GPSによってピンポイントで正確な位置情報が記録されます。さらに、はみ出している樹木や破損したカーブミラー・ガードレールの写真を撮り、あらかじめ設定された選択項目(「要伐採」「要修繕」など)をその場で数タップ選択して投稿・共有できる環境を構築しました。
電波が入らない山間部でも安心の「オフライン投稿機能」をフル活用
携帯電話の電波が届きにくい深い山間部や谷沿いの道路であっても、「オフライン投稿機能」により、電波の有無を気にせず現場で写真や位置情報をスムーズに記録・保存できます。通信圏内に戻った際に自動(または手動)でデータが同期されるため、場所を選ばずに調査を継続することが可能です。
デジタルマップへの即時集約と、外部業者(造園・土木業者)へのワンタップ修繕指示
投稿された全てのデータは、オフィスのPCブラウザ上のデジタル地図へリアルタイムで集約されます。管理者は「どこの樹木が最も危険か」「どのガードレールを優先的に直すべきか」を視覚的に把握。今まで紙の地図をコピーして手作業で指示書を作っていた外部業者への伐採・修繕依頼も、ログイン不要の共有URL(ゲストURL)を発行して送るか、CSVデータを出力するだけで完了し、業者側の場所の誤認や手戻りも完全に防げる仕組みを整えました。
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