事例詳細
Case 105
client :建設コンサルタント企業 様
《アナログな調査手法が生む、膨大な作業負担とインフラ維持の遅れ》
〇現場での記録と情報の一致が困難
水路調査、特に「取水口」や「落とし口」の点検は、山間部や農地など住所(地番)が特定しづらく、時には携帯電話の電波すら届かない場所が多く存在します。従来は紙の地図と集計用紙を持ち込み、位置をメモしながらデジカメで写真を撮影していました。そのため、帰社後に「この取水口の写真は、地図のどこを指しているのか」の紐付け作業に多くの時間を費やしていました。
〇写真・データ整理と報告書作成のオフィスワークが膨大
現場から戻った後、手書きのメモを読み解きながら、撮影した大量の写真をExcel等に手作業でサイズ調整して貼り付け、報告書を手作業で作成していました。調査件数が多い時期には、このまとめ作業だけで事務所での残業が常態化していました。
〇老朽化や異常(漏水・詰まり)への対応の遅れ
現場の状況が即座に事務所へ伝わらないため、データの集計や解析、上司・関係各所への報告書提出までに大きなタイムラグが発生していました。その結果、「取水口の目詰まり」や「落とし口付近の漏水」といった、防災・水管理上すぐに対応すべき危険箇所の共有や修繕判断が遅れてしまうリスクを常に抱えていました。
「REPORT&SHARE」による現場調査から帳票出力までの一気通貫システム
スマホ一つで「位置・写真・状態」をその場で簡単投稿
現場の調査員は、スマートフォンから専用URLにアクセスするだけ(アプリのインストール不要)で即座にシステムを起動。GPSによる正確な位置情報とともに、取水口・落とし口の破損状況、泥の堆積具合などの写真と、あらかじめ設定された選択式の点検項目をその場で数タップで投稿できるようにしました。携帯の電波が届きにくい山間部の水路でも、「オフライン投稿機能」により安心して調査を行える環境を整えました。
デジタル地図上で、全調査箇所の「見える化」をリアルタイム実現
投稿されたデータは、オフィスのPCブラウザ上のデジタル地図へリアルタイム(または通信復帰時)に自動集約されます。管理者は、「どこの取水口にゴミが詰まっているか」「どの落とし口の弁が壊れているか」を地図上で一目で視覚的に把握できるようになりました。
CSV出力とマクロ連携による、ワンクリック帳票作成環境の構築
これまで手作業で行っていたExcelへの写真貼り付け作業を完全に廃止。「REPORT&SHARE」から調査データを位置情報付きのCSV形式で一括出力し、既存の報告書フォーマット(マクロ)と連携させることで、ボタン一つで写真付きの綺麗な水路点検報告書(帳票)が自動生成される仕組みを構築しました。
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